「このあと、レートは上がるのか…、それとも下がるのか…?」、これさえしっかりと予想することが出来れば、FX攻略は簡単に出来ます。しかし、それが難しいからこそ、「投資の世界は甘くない」と言えるのです。相場予想については、様々な「経済ニュース」を分析したり、「トレンド」に乗る、あるいは、「テクニカル分析」を駆使するなどの方法がありますが、それでも判断が出来ないほど悩む時もあると思います。そんな時、下手に判断を下すと、損失が拡大する恐れがありますので、「両建て」というFXのリスク管理のテクニックを覚えておきましょう。
FXでの「両建て」とは、ある1つの通貨ペアに対して、「買いポジションと売りポジションの両方を建てる」というものです。つまり、レートが上がっても下がっても、「損益ゼロ」を保つことが出来るという手法ですね。ここでFX初心者の人は「でも、それじゃあ利益も出ないから意味がないのでは…」と思ってしまいそうです。たしかに、両建てをずっと放置していれば何の意味もありません。取引をしていないことと同じです。むしろ、スプレッドやその他の手数料分だけマイナスになってしまいます。
しかし、両建てをしてからしばらく相場を見て、相場が動き出した瞬間に、両建ての片方を決済しておくのです。つまり、実際の相場が動き出すまでは、どちらに動いても損益ゼロの状態を保っておき、動き出したら有利なポジションだけを残して、「もう片方をキャンセルしてしまおう」というテクニックなんですよ。簡単に言えば「あと出しジャンケン」のようなものですね。
しかし、このテクニックを禁止しているFX業者もいます。つまり、両建ての注文が入らないようなシステムになっているFX業者が多いんですよ。したがって、両建てでのリスク管理をメインに行いたいなら、そのFX業者で両建てが可能かどうかも確認しておきましょう。